チェンジロッドのブッシュ交換

今回は、寮の駐車場で知り合いのBPランティスのチェンジロッドを修理しました。
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ランティスは、シフトノブとミッションをワイヤーではなく、ロッドで連結しています。
ダイレクトなチェンジ感がある反面、数年に一度、ブッシュが割れて交換が必要です。

ただ、ロッドには左右あわせて3箇所の稼動部があります。 そのうちブッシュが交換
できるのは2箇所だけです。 一箇所はカシメられているので基本的には交換不可です。

今回は、ここのカシメられている部分のブッシュが割れてしまい、シフトチェンジがしにくくなっているようです。

カシメは簡単に外せませんから、のこぎりで切り落とすしかありません。
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3人(切る人・押さえる人1・押さえる人2)で10分ほどで切り落としました。
切るのは、カシメてある方に刃を入れてくださいね。

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切り落としたのは良いのですが、カシメてある部分が外れません。
出来るだけ端を切ればよかったようですが、ちょっと内側を切ってしまい、一部が残ってしまいました。

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やすりで残った部分を少し削り、ハンマーとポンチで抜きました。

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抜いたシャフトの代わりにボルトを通します。
その時に、グリスを塗布したワッシャを2・1枚で挟みます。
これで作業は完了です。 あとは、足回りに異常がないか
確認しつつ元に戻します。

ちなみに、写真で、はナット側が左に来ていますが
右側にしたほうが良いと思います。(今回も挿しなおしをしてます。)
ボルトの種類によってはシフトの別のロッドと干渉してしまう可能性があります。

今のところ特に外れたとの情報がありませんからこれでよいと思います。
・・・・ほかの稼動部のブッシュと同じ方法で固定なのでたぶん大丈夫だと
思います。

この現象はV6・直4共に共通して起きているようです。
V6はすでにチェンジロッドの在庫が無い様で、このように修理するしかないようです。
直4はファミリアと共通でV6に比べて長さが短いようで、まだ在庫ありです。
(2011年の広島Wクラさん情報)

そろそろ部品供給に不安が出てくることが多くなりましたね。
普通のランティスでもどんどんと部品流用が多くなってくるのでしょうね(汗

この記事について

このページは、まてらーが2012年3月11日 21:53に書いた記事です。

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